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zoom RSS 『東京少年』

<<   作成日時 : 2008/08/16 23:14   >>

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2004年に、「戦時期から復興期にかけての東京の通勤圏の拡大に関する制度論的考察−住宅市場の変化・転入抑制および通勤手当の普及の観点から−」という論文を書いた。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~ktani/study/papers/tani2004b.html

この論文で、東京の通勤圏が、復興期に拡大した要因の一つに、「転入抑制」があると指摘した。統計的で見ても、新聞記事で見ても、転入抑制が効果があったのは確かだが、実際に転入抑制によって転入ができなかった人の例、というのはわからなかった。

そこで、戦時期の小説を読むときは、転入抑制に注意を払っている。
吉村昭の「東京の戦争」、妹尾河童の「少年H」なども読んだが、転入抑制には触れられていない。

で、小林信彦の自伝的小説『東京少年』を読んだ。
この本ではじめて、「都会地転入抑制緊急措置令」の記述を見つけた。空襲で家を失った少年の主人公は、縁故疎開の新潟県新井から、東京に戻るのにこの法令のためたいへん苦労するのである。

やはり、「転入抑制」は現実的な影響力を持っていたのだ、と実感できた。

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